2010年3月1日
<卒業式における西澤会長挨拶>
卒業おめでとうございます。
私はここ(旧仙台二中・現仙台二高)で育てて貰いました。今の私はここで育てられたことにあります。人は自分にどの様な才能があるか知らないでいます。才能は周りから吸収して伸びます。才能を伸ばす教育が大切です。自らの才能を自らが伸ばし世の中のために役立てて下さい。目標を定めることが大切です。
戦争直後仙台にも米国人が多くやって来ました。その様子を見ると親は立派な服装をしているが子供にはデニムなど質素な服装をさせていました。長い間の経験から把握してそうしているのでしょう。それは意味があることと今になって思います。一世は苦労し、二世になると解決の能力が無くなると言われます。そうなっては行けないのです。
学校の先生というのは典型的な生き方を示せば良いのです。預かった生徒を育て上げるのに、やってみなければ分からないものもあります。そう言うものを積み上げたのが教育です。教育に失敗した国は滅び、成功した国は栄えます。
柔道の三船十段は自らの創意工夫で空気投げを編み出しました。本校の卒業生です。皆さんにもそうなって頂きたい。
皆さんの歩き方が真似されるように、各々の道に自ら工夫をして歩き続けて下さい。負けずに一所懸命やって下さい。
[写真]左から
平成22年3月1日共学化後最初の卒業式-校門には定期戦までの日数を示す立て看板も
卒業生の入場-別学時代に見られた“パフォーマンス”は姿を消した。背広と晴れ着の入場
卒業生代表による答辞
卒業する応援団長の旗振り-応援歌『雨か嵐か』