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2009年3月1日

年間諸行事報告

宮城県仙台第二高等学校 卒業式(20年度・高61)

日時/平成21年3月1日(日) 会場/仙台二高講堂 ※平成20年度卒業生は仙台二高61回卒業生、男子校として入学した最後の学年。

<西澤会長挨拶要旨>
「日本で教育を受けたことに誇りと自信を」

皆さん御卒業おめでとうございます。

この日本で教育を受けたことを幸せと思って下さい。世界で一番古い大学はボローニャ大学と言われています。そこでは若者が集まり大学を創り先生方への礼も学生が自ら決めたそうです。しかし、亜細亜の歴史を見ると、それよりも遥か前に大学が存在していました。亜細亜の教育は知識の教育ではなく人を育てる教育です。

ちゃんとした教育を行った国は栄え、ちゃんとした教育を行わなかった国は衰えるというのは歴史の示すところです。

米国は建国200年の若い国であり、デューイのプラグマティズムと言う考え方が有りますが、奥義を究めたものではありません。米国の研究は欧州の人々によって支えられています。欧州の教育は米国より古く、また亜細亜もそうです。皆さんもそういう教育を受けています。

東北大学の山本先生は「物を良く見、良く考えろ」と仰っていました。その山本先生は、未だ誰も気付いていない頃、今からかなり前のことですが、南極観測隊の持ち帰った南極氷を分析し、南極氷に蓄積されている二酸化炭素の量を割り出し、大気中に二酸化炭素がどんどん蓄積されて来ていることを見出し、その危険性を指摘しておられました。しかし、不思議なことに、日本では二酸化炭素の蓄積のことは米国のレイチェル・カーソルの指摘であるとされています。実は、レイチェル・カーソルの著作にはその指摘は有りません。日本人より米国人がやったと主張する様な発想から脱却して欲しいと思います。

今や私共の先人が世界の標準となっています。日本で教育を受けたことに誇りと自信をお持ちになり、環境問題や様々な問題に取り組んで下さい。

1.開式の辞
2.国歌斉唱
3.卒業証書授与
4.学校長式辞
5.祝辞
6.在校生代表送辞
7.卒業生代表答辞
8.校歌斉唱
9.閉式の辞

   

[写真]左から
卒業式の校門
西澤潤一同窓会長挨拶
卒業する応援団長の旗振り-雨か嵐か
講堂内に轟く雨か嵐か