2006年4月1日
1.開催日時
平成17年1月19日(水) 15時00分~16時35分
2.開催場所
県庁本館9階会議室
3.出席者(敬称略)
《県教委側》
白石教育長、渡辺教育監兼教育次長、若生教育次長、北島高校教育課長、橋浦高校教育課長補佐兼改革推進班長、狩野高校教育課改革推進班主幹、浜田高校教育課課長補佐、
《連絡会側》
15名(別添名簿参照)
《立会人》
司会/安部文警委員長
《オブザーバー》
佐藤文警副委員長、相沢県議、藤倉県議、菊池県議、石橋県議
司会
ご苦労様でございます。え~、今日は、あの~、10月にですね、共学化についての請願がでました。まあ、いろいろと話し合いを重ねて参りまして、今回は教育部局とそれから請願を出して頂いた連絡会の方々と忌憚のない意見交換会をしたいと思っております。まあ、いろいろとお話ししたいこともいっぱいあるかと思いますけれども、予定している時間は4時半、4時30分まででございますので、数あるポイントがあるかと思いますけれども、大きな柱をお互いに持ちながらですね、え~、意見交換を通じて実のある会にして頂きたいと思います。え~、今回は全面公開ということで、え~、マスコミ関係者等の方々の席も設けております。また協力も頂きたいと思っておりますし、え~、特別なルールはございませんけれども、発言する場合は、挙手をして頂いて、え~、指名のあとにいろいろとお話をするということにしたいと思っております。それで、あの~、私共の県議会の方、いろいろと今日は来ておりますけれども、席に着いている私の左の方から、藤倉議員それから文教の副委員長である佐藤議員、相沢議員、後ろから、左の方から菊池議員、それから石橋副議長ということで、オブザーバーということで入って頂いております。よろしくお願いしたいと思います。それでは早速、出席の紹介を含めまして、凍結の請願を出していらっしゃる連絡会の方からお話をお願いしたいと思います。じゃぁ、高橋さん、よろしくお願い致します。
高橋氏
本日はお忙しいところ、皆様有り難うございました。え~、自己紹介をやりたいと思いますけれども、その前に、実はあの~、署名をやっておりまして、仙台二高同窓会の方とそれから「県立高校の在り方を考える会」の方から提出をさせて頂きたいと思います。
仙台二高同窓会関係署名(署名数;10,526筆)を高橋副会長から、「県立高校の在り方を考える会」関係署名(署名数;15,000筆超)を佐藤氏より、白石教育長及び安部文警委員長に対して手交
続いて、《連絡会側出席者15名全員の自己紹介》と《県教委側出席者》について浜田教育課長補佐による紹介がなされた。
司会
それでは早速、話合いに入ります。請願の主旨、理由等について、連絡会側の高橋さんから説明をお願いします。
高橋氏
連絡会を代表して私からお話しさせて頂きます。昨年の12月24日(金)、連絡会側から「共学化問題の話合いについての要望書」を浅野知事及び白石教育長宛に提出させて頂いたところ、白石教育長はじめ県教委の方々のご出席を頂き、初めての話合いの場が設けられたことは極めて意義深いものと考えます。また、安部文警委員会委員長をはじめ各県議の先生方にもお立会い頂き本当に有り難うございます。ご承知の通り、私共連絡会は昨年の10月に共学化凍結のための請願書を提出し、9~11月議会においてご審議頂き、現在も継続審議中でありますので、本日の話合いはその請願の趣旨に沿って進めるべきものと考えております。従って、単なる説明会に終わらせるのではなく、90分という限られた時間を内容のある議論の場にしたいと願っておりますのでよろしくお願いします。なお、打合せ段階でも再三申し上げておりますが、今回だけの話合いはでは意を尽くせないことは明白でありまして、今後この話合いが引き続き行われ、お互いの主張が理解と納得の行く話合いになるようお願い致したいと思っております。また今後の話し合いの時期については県教委側に合わせますが、こちらも各人業務を持っていますので、話し合いのメンバーに若干の変更もあり得ることを、前もってご承知置き願っておきます。最初に私共の基本姿勢を申し上げます。我々は各同窓会及び保護者の代表でありまして、学校関係者として共学化問題については重大な関心を持っております。この問題については宮城の教育の重要課題ととらえ、また一県民の視点で重大な関心を持っていることをまず最初に申し上げておきます。凍結請願は男女共学を否定するものではありません。また県立高校は男女別学が基本であるべきだとの意見に立つものでもありません。今後の県立高校の在り方について充分な議論を尽くし、関係者の理解と協力を得ながら進めることを願っているものであります。現在、宮城県では県立高校の8割近くが男女共学校であります。この現況を認めながら、県立高校を例外なく共学化するのではなく、共学校・別学校それぞれの良さがあり、共学・別学の育むべき歴史的、文化的伝統もあるのですから県民である親子が、共学・別学を選択できる「共学・別学併存型」がより望ましいのではないかという意見は相当数の世論として存在していると考えております。こうした別学併存型は決して性差による不合理な差別でもないし、むしろ例外なき一律共学化は併存型の長所を全て失わせる意味で、また歴史的、文化的に育まれてきた別学校の伝統を失わせる意味で、決して得策ではないと考えるものであります。宮城の高校教育の在り方を真剣に考えますと、少子化により統合を余儀なくされる地区は別と致しまして、公立高校は共学・別学併存型について大いに議論の余地があるのではないかと考えます。この議論を尽くすまでは、賛否に関わりなく一律共学化については当分の間凍結すべきものと考えるものであります。この議論の過程で、現在全国比較で低位にある宮城の高校の学力向上に資する新しい構想が生まれ、郷土「宮城」或いは国家の発展に貢献できる若い男女の人材育成が図られることを期待したいと願うものであります。え~、これまでの経過を振り返ってみますと、15年5月に仙台一高同窓会手島会長名で、知事・議長・教育長宛に総会の総意による意見書が提出されております。それは学区制の全面廃止と共学化の是非について、県民・関係者との間で充分な議論を尽くすべきだいう風な意見書でございます。その後、いろんな経過がありましたけれども、え~、昨年12月24日に先程申し上げた話合いの要望を出すまでの間、仙台二高(同窓会)の方では要望書、或いは県の方からも回答を頂いたりと、それから議会の方に請願を提出という風な経過をたどって参りましたけれども、いろいろ時間がかかっておりますけれども、今日初めてこのような場が設けられました事は、大変嬉しいことでございます。以上の経過を通して、一貫して主張・要望してきておりますことは、凍結によりまして、話合いをすると、話合いの場が必要であるということを訴えてきた積もりでございます。え~、続いて、共学化について今までの経過の中で理解が、まあ、できない或いは確認をしたいという部分がございます。一つは手続の問題でございます。その一は導入の経緯、いろいろ県の方の、教育委員会のお話、或いは回答書の中に記されているものを見ますと、まあ、アンケート調査それから各地での説明会、それから有識者会議、県内各界各層のコンセンサスを得ているという風なことを仰っていらっしゃいます。で、これの内容について我々はやや不明で、説明不足と考えておりますので、この点を確認したいという風に思っております。続いて、18年度共学化対象の県内5校への説明内容について明示して頂きたいという風に思います。これは仙台二高だけではなしに、対象が5つの高校になっておりますので、それらの学校にどのようなお話をなさってんのか、どのような説明をなさってんのか、これを伺いたいという風に思っております。それから、その後の計画になっております22年度までの計画の各校関係者への説明がどのようになっているのか、これらを通じて理解・納得が得られていないという風に考えておりますので、その点よろしくお願いしたいと思います。続きまして、共学化導入の提案の中に、我々としましては4つ程疑問といいますか、まあ、意見が違うということになりましょうか、ございますので、これについてお話致します。一つは、公立校は税金による運営、え~、所謂、税金で運営しているので共学が当たり前だという風なことを仰ってますけども、え~、これについては、ちょっと、税金論という風なことからすると、やや一方的な考えではないかという風に思っておりますので、これについての確認をしたいという風に思います。それから2番目に、性差による入学制限を撤廃するだけと、ただ門戸を開放すればよいという風に仰っておりますけれども、まあ、そういう制度を作って、後は学校を生徒・親が選べはいいんだという風な責任の所在がやや不明確ではないかと思いますのでこれについての確認をしたいと思います。男女ともに学ぶ意義を説き、比率がどうなるかということについては関係ない、言ってみれば、門戸は開放するけれども、来る・来ないは親、生徒の考え方次第で、実際に門戸開放しても来ない場合もあり得るという風なことも仰ってますけども、そういうことでこれだけの税金を、大きな税金を使ってやる施策としては非常に我々としては理解ができにくい部分があります。それから、今回の県の方針、まあ、計画の中に教育理念がございません。これによってどうなるかということが全然説かれておりません。共学がいいのか、別学がいいのか、メリット・デメリットも論ずるつもりはないと或いは科学的にこれを立証するといいますか、科学的根拠についていうつもりはないという風なことで、まあ、聞く方からしますと、全く分からない状態であります。教育はやはり「百年の大計」という風に申しますんで、理念なき教育政策っていうのは、非常に後で「しこり」或いは大変な問題になるのではないかという風に思います。え~、これと合わせて、共学の優位性にも一切触れていないということで、これについてはまあ、施策としてやるけれども、その後の責任は現場或いはそれに携わる保護者、生徒の責任ということで、まあ、これはいろいろ伝統の問題もいわれておりますけれども、伝統もこれから作るんだと、それは教育委員会が作るわけではないんだろうと思います。学校が作るんだという風なことであれば、それは学校に責任を押しつけて行くような形になっているんではないかという風に思いますので、この点について確認をさせて頂きたいという風に思います。なお、先に提出を致しました内容の中に、資料的なことをお話ししてます、あの~、提出しておりますけれども、これについて教育委員会の方からご提出頂いて、我々として検討させて頂きたいなという風に思いますのでよろしくお願い申し上げたいと思います。え~、かいつまんでお話ししますと、我々の考え方或いは確認をしたいことはそういうことでございます。なお、あの~、請願の趣旨ということについては、請願書の方に書いておりますけども、これについては、請願の理由、え~、今申し上げたこととダブル部分もありますので、教育理念の問題或いは県民全体の十分な理解の問題、或いは学校関係者というのはどういう風に考えていらっしゃるのか、え~、同窓会は関係者でないのか、そういったこともはっきりして頂きたいなという風に思います。それから、え~、例外なき共学化を性急に進めようとする姿勢に大変疑問を感じておりますんで、今お話申し上げたことと関連して確認をさせて頂きたいという風に思います。え~、税金問題然りということで、まあ、我々は最後に申し上げますけども、あらためて申し上げますけれども、え~、今回の請願についてはあくまでも話合い、学校関係者である保護者・同窓会、もちろん生徒も実際には入ると思います。そういった関係者との話が非常に少ない中で、進められていることに大変疑問を持っておりますので、話合いの場を是非設定して頂きまして、宮城の教育の在り方を十分に考えていくという風なことで、我々も同窓会或いは保護者の立場だけでなしに、一県民としてもそういった関心、え~、視点をもって捉えて行きたいという風に思いますのでよろしくお願い申し上げたいと思います。以上でございます。
司会
はい、有り難うございました。大分あの~、問題多岐にわたっていますので、時間はあと1時間しかありません。総論の部分で、いま別学併存、このことについてもっと議論して欲しい、或いは学力向上のこともありますので、最初のこの総論の部分について県教育委員会の方から、教育長いきますか?はい。
教育長
え~、先ずは今日ご参会の皆さんには、日頃から県の教育行政或いはまた各学校の運営に関しまして、いろいろご協力頂いておりますことに対しまして、改めて感謝申し上げたいと思います。今回の男女共学に関しては、叱咤激励を頂きまして大変あらためて御礼申し上げたいという風に思うわけであります。それで先程あの~、高橋副会長さんの方から、いろいろ多岐にわたりましてご要請があったわけでございますけれども、これが全て、これから私が話す中に含まれるかどうか、ちょっと自信がないんですけどもね、一応私の方から今までの特に、あの~、関係のことにしましたので、そういったことを中心に、先程副会長の方から確認したいこととかいろいろありましたので、それを織り込んだ形で一応お話ししたいと思います。少し時間がかかるかという風に思っております。それで、え~、先ず請願の、高橋副会長さんが冒頭申しあげられたように、今回の請願というものは共学を否定するものではないと、それで共学・別学の議論ではなくて、国内・国外に視野を拡げて、それでこれからの宮城らしい教育は何なんだというところという視点から、当県の公立高校の在り方を十分に協議する時間とか、そういったものが不可欠じゃぁないのかというところの発想があって、それがおそらく最終的な意図だろうという風には思っております。そういったところの視点からすれば、我々とすればお手元の方に資料という形で上げておりますけれども、実はこういった将来の宮城らしい高校教育に関してはどうするかというところにつきましては、これはもう既にご案内だとは思いますけれども、高校の将来構想というものをもう既に作っておるところでございます。この将来構想は、これは年度でいけば、平成12年で、沢山の英知を集めながら作り上げてきたというところがありまして、これをベースにして、今実証段階に来ているというところであります。この将来構想を組立てる場合に、いろいろの組立て方があるわけでございますけれども、一つには、やはり生徒の多様な個性或いは特性に対応した高校作りとはどういう風にあるべきかという所の視点、これは非常に重要な視点でありまして、一つの事業を申し上げますと、中高一貫教育それから中高連携教育というところであります。これは実際、志津川というところでやっておるわけでございますけれども、或いは古川の地区でやっておるわけでございますけども、新たな教育の形ということでの高校作りに伴う指導だということで打ち出しているところでございます。それからもう一つは生徒減少ということが将来的に当然に考えられる話でございまして、そういった生徒数の減少に対応した学級減、それからまた学校改変というところの議論があります。これは仙台自体は逆に生徒減少というとろではありませんけれども、郡部の方がかなりひどいということがありまして、こういったところで学校の、県立高校の形をどうするのかという所での議論をしているところでございます。実際そこに書いてありますように、今年の4月から開校することにしておりますけれども、仙南、栗原、石巻というところで実際に学校改変をやっていくという方向で考えているところであります。それで今回の男女共学の話については、将来構想の中で、充分に男女共学化について議論されてきた経緯というのがあります。のち程説明いたしますけれども、結論からいえば、これはもうご案内の通りではありますけれども、男女共学化については、これは校舎の改築、学校改変、再編などを機会に対象校ごとに関係者の理解を得ながら、全て男女共学化を推進しますということで、22年度までに全ての県立学校について行うというところで方向をまとめてきたということであります。それで2頁をご覧になって頂きたいのですけれども、将来構想というものが、無責任だというような副会長のお話しがあったんですけども、不明だというお話しがありましたんですけれども、これははっきりしていることでございまして、これは将来構想をまとめるに当たりましては、平成の6,7年から既にこれからの学校作りというものをどのように考えて行くかということで、「魅力ある県立学校作りの推進について」ということで、これはレポートを書き上げております。それでこのレポートの最後には、魅力ある県立高校づくりの推進会議というものを立ち上げておりまして、この中で議論されてきたということであります。この推進会議そのものは、県立高校の校長先生、それから中学校の校長先生、それから私学、PTA、それから地教委ということてメンバーを構成しておりますけれども、この推進会議の中で、平成6年、7年でこれらの議論が始まってきております、ということであります。それでこの将来構想につきましては、平成11年の10月でありますけれども、検討素案というものを公表してございます。そしてこの検討素案を立ち上げまして、これにつきましては、県民の意見聴取、それからあとは説明会ということで、或いは意見を聞く会ということを県内各地で約30回程度開催してございます。それはご覧の通りの話でございまして、県内各地で30回、というところのいろんな意見を集約してきたということであります。その以外に、有識者会議というものを立ち上げておりまして、この将来構想の検討会についての意見を集約しているということでございまして、その有識者会議の中でも、各学校がこれまで育ててきた伝統をより一層発展させることができるような形で、全ての県立高校を共学化すべきであるという風に考えるということでの意見を頂いているということであります。それは検討素案の段階でありますけれども、12年10月にきまして、中間案というものを公表してございます。中間案というのは、検討素案の段階でいろんな意見が出ましたので、これらを集約しながら中間案ということでまとめてですけれども、その際にも県民の意見聴取、それからやはり同じように説明会、これは約30回程度開催してございますけれども、そういった説明会を開催した上で、平成13年3月になりますけれども、「教育委員会委員構想最終案」ということで教育委員会に付議して頂きまして、審議の結果原案通り承認するということで議決されたということであります。従いまして、平成6年、7年あたりから既に検討し始めておりまして、平成11年、12年にかけて議論した上で、最終的に13年の3月に将来構想を公表したということであります。当然その過程の中で、男女共学というものが充分議論されているということでありまして、その下の方に書いてありますけれども、それはマスコミでも取り上げられております。私の記憶で行けば、NHKの特別番組を組みまして、そこで在校生、それから県教委の中でもいろいろ話をしたという経過があります。それからあと、県議会の一般質問、これにつきましても、11年度を中心にして、ここにご出席の先生方からのご質問等もございまして、議論が行われたという経過があります。まあ、こういったことで経緯については不明だということでありますけれども、こういったことを積み重ねた上で、将来構想をまとめてきて、男女共学の在りようについて考えてきたということであります。それで、男女共学については特にそこにありますように11年の6月、7月でありますけども、検討素案を作るに先立ちまして、アンケート調査を行っているということであります。これは男女共学、いずれ政策論議になりますけれども、この共学化についてどうなんだと、これから将来的にいって共学化を進めるべきかどうかということで、これは行政の判断よりも、民意、皆さんのご意見を聞くということでのアンケートの手法をとっているということであります。そしてこれについては約3,400人を対象にいたしまして、アンケート調査を行っております。それでこれは会社の方に委託をしまして、抽出方法でありますけれども、これは層化二段、無作為抽出ということでありまして、我々が恣意的に対象を選んだんではなくて、あくまでも無作為に選んで3,400人を対象にして、中学校の3年生、それから高校1年生、それから保護者、それから一般県民ということの各層がどういう風に考えているのかということで、この方向付けでいいのかどうかというところでこれは議論して頂いたということであります。その結果でありますけれども、中学3年生の場合ですと、「どちらかというと賛成」、「賛成」を含めますと70%、70.8%、高校ですと56.2%、それから保護者でいくと59.5%、それから一般県民で66.5%ということでありまして、これは共学化への賛成と見ざるを得ないということでありますので、これからの将来構想にまとめ上げる際の共学化の方向付け、それはアンケートの調査の結果に基づきまして、共学化の方向性を出したということであります。それから、特に下へ飛ばしまして、現在の共学化の進捗状況でございますけれども、これはに対してどう説明したのかというお話でございますけれども、共学化、これは先程言いましたように、将来構想において平成22年度までには全ての高校を共学化するこということで構想をまとめてありますので、そうすると各学校においていつからやるかというような話になるかと思います。いつからやるかとにつきましては、これはここにありますように共学化への方向が定まったという段階で初めて開始年度を発表するということであります。それで、「定まる」とはどういうことなのかということになりますけれども、そこにありますように、学校として共学化の在り方について検討が進んでいるということ、それから共学化に向けた設備の目途が立っているということを充足しているということを指すということでありまして、例えば仙台二高の場合ですけども、これについてはいろいろ異論があるかとは思いますけれども、仙台二高の中期総合ビジョンというものが、その過程で作られております。そのビジョンに基づいて施設整備というものが作られるわけですけども、予算面での施設整備の見通しが立ったということがあります。まあ、それからそういったことがありますので、共学化の開始年度を発表したということであります。それで、共学化の開始年度のことでありますけれども、先程言いましたように、1枚目に戻って頂ければ分かりますけれども、これについては、校舎の改築、或いは学科再編・改変等を機に対象校毎に理解を得ながら、ということでありますので、これはそれぞれの各学校によって異なります。従いまして、統合の場合でいくとか、それからにいくとかということがありますので、例えば現在までの共学化の開始年度の発表校が14校ありますけれども、先程言った再編統合に基づいた角田、それから築館、気仙沼、東松島というものが再編統合と同時に男女共学をするという事でありますので、平成17年の4月から、これはもう既に準備ができてまして、今年の4月から、開学、共学での開学ということになってございます。それからもう一つは、古川黎明高校というのがありますけれども、これは元の古川女子でありますけれども、これについては併設型中高一貫教育ということがありますので、この一貫教育校が始まる17年の4月、今年の4月でありますけども、そこの段階で男女共学をするということにしてございます。それから三女高でありますけども、これは校舎改築、いろいろ場所の問題で今議論してるようですけども、いずれ校舎改築が完成した暁に、共学化を開始致しますということで平成22年の4月にやるということであります。それから先程5校の話がありましたんですけども、これについては古川高校、仙台二高、それから石巻高校、石巻女子高校、石巻商業高校ということで、5校については、これは単に、単独の共学化であります。これは地域性というよりも、人口が減少してるから学校を再編統合をしなければならないから共学化するということではなくて、あくまでも将来構想に基づく男女共学と、そういう理念に基づいて、古川高校であれば、古川高校を17年の4月から、これは今は男子高校でありますけれども、この中に女子を入れて共学化するということであります。同様に石巻の関係も同じです。石巻、それから石巻女子、石巻商業高校でありますけれども、これについても石巻高校は男子高校であります。石巻女子については、勿論女子高校でありますけれども、いずれここの学校についても男だけでなく女も、それから女だけでなく、男も入れるということでの単独共学化ということで、来年の4月から一応やろうということにしているわけです。そしてその中に仙台二高も勿論入ってきてるということであります。従いまして、地域的な話、仙台だけが特別じゃぁないのかというお話が少しあるようですけども、これについては、じゃぁ古川はどうなんだと或いは石巻はどうなんだというような話になります。古川はじゃぁ人口が減少しているのか、或いは石巻は人口が減少しているのかということになれば、それは違います。これについてはやはりそれなりの男女共学化をするという将来構想に基づいた結果で単独男女共学化をするということであります。それから未発表校がございます。これは8校ございますけれども、そこの学校名にあるように、白石高校それから白石女子それから一高、三高、塩釜、一女、二女それから塩釜女子ということでありますけれども、先ず上の白石高校と白石女子高校については、これはもう既に再編統合ということで出してございます。いろいろ議論があります、地元では議論がありますけれども、いずれ再編統合するという形で各学校には投げかけております。それで開始時期をどうするかというところでの議論を各学校の方でやって頂いている最中でございます。それから一高でありますけれども、一高については、これは現在、併置されているものに通信制課程というものがあります。この通信制課程、これを分離しないとですね、男女共学化できないというようなお話が学校の方からあります。従いまして、そういったネックがあるんであれば、この通信制課程の分離をどうするかというところで、現在真摯に考慮している、考えているというところであります。従いまして、この22年度共学化という前提は、これは前提としてありますので、22年度に一高が男女共学化するために通信制課程が問題ならば、この通信制課程をどうするかというところの議論をきっちりとしておきたいということであります。それから三高でありますけれども、まあ、ここには脱三高の方はいらっしゃいませんが、これは既に大規模事業評価委員会ということで、何十億円ということで、大規模改造する予定にしてございます。そういったことで、これは三女高と同じでありまして、老朽化した校舎を改築した後で、暁に、きっちりと男女共学をするということでございまして、22年度までにはきっちりとするということであります。それから塩釜高校と一番下の塩釜女子高校…が書いてありますけども、これは地域的にちょっと近すぎるというところがありまして、塩釜高校と塩釜女子高校はいずれ男女共学にするにしても特色あるそれぞれの学校作りをどうするかということで、現在学区の中で検討中ということであります。それから一女高でありますけども、これは仙台二高が共学化をすれば北学区の中での男と女の動きが異なってくるはずであります。そういった共学化を受けて特色ある教育内容をどうするか、一女高としてこれからの学校作りをどうするかということは、これは真剣に考えなければならない話でありますので、こういったところを今検討中というところであります。それから二女高でありますけども、二女高の関係は、これは既に新聞に出たとおり、学校としては中高一貫教育ということで、新たな学校の在り方というものを現在検討中であります。それで、まあ、そういった中で、あそこは敷地が狭い、それから校舎が老朽化しているということがありますので、そういった校舎の改築問題を絡めてこれから共学化の開始年度を決めていくということにしております。まあ、いずれ未発表高は8校ありますけれども、この各校毎に現在、22年度男女共学化を目指して、充分に各学校と県教委の中でいろいろ議論しているということでございます。それで次の頁をご覧頂きたいと思いますけれども、共学化の基本的な考え方についてということで、これは一応活字にしたものでありますので、いずれお話合いの中でいろいろ議論があるかと思いますけれども、今なぜ共学化なんだということであります。これは我々からすれば、平成13年度で充分に議論した結果で将来構想がまとめてありますけども、繰り返すようでありますけども、共学化そのものは副会長のお話にあったように、引用されたように、前提として県立高校は公の施設であるということがあります。公の施設でありますから、まあ、税金論というお話があったわけですけども、これについてはいずれ税金で建てられる施設には間違いないということでありますので、これは男女に対して公平に門戸を開放すべきだということが前提としてあります。そしてさらにですね、これは教育課程からの話でありますけれども平成6年度の入学生から家庭科というものが男女必履修になりました。従って学習指導要領上での男女の差異が無くなってございます。それから進路選択面でも男女の差が無くなっているということがありますので、性差だけで受験機会を制限する合理性がないということを主たる理由として我々としては男女共学を決めたということであります。そうした考え方に基づいて将来構想においていろいろな意見を聞きながら、アンケート、その他をしながら共学化の方向付けをしたということであります。それから別学の選択肢というか、一律への選択、一律共学という話でありますけれども、一律共学とそれから併存というようなお話があったわけですけども、我々としては別学の選択肢があってもいいんじゃぁないかと、まあ、言葉を換えていえば、別学の選択肢があってもいいのではないかなというお話がありますけれども、これは先程言ったように、そこに書いてあるように県民の教育を受ける権利、まあ、将来の子供達が教育を受けるときに、性差だけで受験機会を制限する合理性がないということであれば、公の教育ということで行けば別学の選択肢を残す理由が出てこないんじゃぁないかということであります。従って、我々としては男女の別学、共学という選択ではなくて、それぞれの県立学校が魅力ある特色作りを進めて、県民のニーズに応えられるような学校作りに努めることが逆に大事ではないかという風に考えてございまして、特に我々としては公教育という側面から考えていって、さらに共学化という前提に立っていけば別学の選択肢を残す理由はないという風に考えてございます。それから、一番下の関係でありますけども、共学化開始は別学校、一斉同時に開始すべきではないかというところの含みがいろいろあると思いますけれども、これにつきましては先程言ったように、各学校の共学化開始年度というものは各学校の実情或いは検討の熟慮が含まれています。それから共学化に要する県の予算措置も絡みます。まあ、そういったことから、一斉同時に実施するということは困難ではないかなという風に考えてございます。ということで、いろいろお話しましたんですが、それから副会長さんのお話にありました5校への説明内容ということがあります。これについては先程お話したように、おそらく5校というのは、古川高校、それから二高、それから石巻の関係だと思いますけれども、これについては二高でと同じようにですね、各学校での検討状況を聞きまして、それで開始年度をどうするかということで、学校側と協議をしながらこれで行こうということにしてある、当然に共学化の話も各学校ではやっておりますし、それから開始年度についても事前にですね、これも二高と同様でありますけれども関係者の方には、事前にですね、これはお話申し上げているということでありまして、全く二高と同様の取り扱いをしているということであります。それから先程の税金論ということで行けば…、ちょっと時間もあれですから、取りあえずここで、え~、私からの詰めを終えまして、あといずれ、あの~、お話させて頂いたことに対して私からお答え申し上げるという風にしたいと思います。
司会
はい、大方説明があったと思いますが、ちょっと説明が漏れているところもありますけれども、じゃぁ、連絡会の方から…、時間を10分差し上げますんで、ご自由に…ご要望とかあるかと思いますので…、それでは高橋さんからどうぞ…。
高橋氏
我々が申し上げたいのは、基本的なことをきちっとしたいという風に思うんですね。その基本的に事についての今のご説明の中で、ちょっと欠けているんではないかという風に思いますのは、やはり一律共学化ということによって、まあ、ある意味で、言葉はあれですけれども、葬り去られる別学校ということに対する配慮っていうのは一体どうなってんのか、今まで宮城の中でそういう別学があって、問題があったのか、そういうことでは問題はなかったし、むしろ別学はそれなりの貢献をして現在まできてるんじゃぁないかという風に思うんですね。そういうことを、別学を全くなくして全県一律共学化ということについては、これは大変危険な考え方じゃぁないかという風に思うんです。で、これは、それを理由として税金論とか性差による差別をなくするとかいうことでご説明なさってますけども、もっと根本的な問題に立ち返ってみますと、現状の良さというものを抹殺するような形になりかねないことについてどの程度考えていらっしゃるのかお聞きしたいと…。
教育長
えーとですね、度々やってきたと思いますから、あのー、別学校の今までの成果それから良さ、これについては我々は一切否定をしてません。一切否定はしてません。それで我々がやっているのは、学校において、県立の高校において男子だけの学校、女子だけの学校、ここら辺の形が本当にいいんですかと、県民の皆さんこれでいいんですかということでの話を聞いてます。それは具体的にいえばアンケート調査です。こういったことで行けばこれは男女共学の方に行くべきじゃぁないかということになり、これは政策論議になります。ということで行けば我々もそういう県民の皆さんがそう考えているということもありますし、我々としても先程から説明してるように県立学校がそれこそ税金で作られているということがあって、そういう意味からすれば、性差だけでそういう公平性を欠くということは、これはどうなんでしょうかないう話で、こういったところで前提として全ての県立学校を男女共学化したい、するということで、通知を出しているということであります。従いまして、今までの別学校がいい、悪かったから全てではなくて、あくまでもその根拠、論拠がですね、男女共学にする根拠が、元々違うということなんです。元々違うっていうのは、高橋さんのいう根拠と違うという意味なんですけども、あの~、いずれ公立の学校、その性格を考えていった時にどうなんですかという話なんです。それが出発点です。
高橋氏
よろしいですか?
司会
はい、それでは高橋さん。
高橋氏
今日の会議ではあまり細かいところまで入るつもりはなかったんですけども、1つだけご指摘させてもらいます。今よりどころとしているアンケートとおっしゃいましたけれども、3,400名のアンケートをやられたと、11年度ですか、これをやられたのは?で~、11年度から現在までもう6年経っているわけですけども、その時のアンケートの内容について何度かお聞きしてるつもりなんですけども、業者に委託したということは、これは本会議の方でも質問がありましたけども、どういう設問でこのアンケートの答えが出てきたのかということについて大変関心があります。これについて教えて頂きたいという風に思います。
司会
平成11年のアンケートの取り方ということについてですね…。
教育庁側はしばらく時間(約30秒)をおいた後、
高橋氏
ちょっと設問を読み上げて頂けますか?
教育長
えーっとですね、これは県立高校の男女共学化についてのアンケートということで、え~、一応いいますと、質問が4つに分かれています。それで、質問1.県立高校の男女共学化についてどう思いますか?それから、質問2.共学化に賛成する主な理由を選んで下さい。それから、質問3.共学化に反対する主な理由を選んで下さい。それから、質問4.高校を選ぶ際に重視する或いは重視した選択の条件は何ですか?ということでの質問です。
高橋氏
それでは申し上げますけども、今お話のように、男女共学についてどう思いますかということでありますけれども、実際にいま県がやられようとしていることについては「一律共学化」ですね、その設問には「一律」という言葉は入っていないわけです。やっぱり、聞かれる方とすれば、一律が入っているか、入っていないかによって答え方はかなり違ってくるはずです。その時点では県のお考えってのは、その程度の設問でしか一般県民に出していないわけです。で、これに対する答をよりどころとしてその後のことを進めて、アンケートをやった、アンケートではこうだということをおっしゃってるのは非常におかしいのではないかと、或いはこういう時代ですから、毎年アンケートをやるとか、そういう風なことを含めて、やっぱり世の中っていうのは変わってますから、それぞれの考え方が変わっているものについて、11年度にやったアンケートをよりどころにしてるということをいつもおっしゃいますけども、これはおかしいと私は思います。
教育長
え~、あくまでもこれは構想をまとめる時のアンケートということであります。それでそこの時点から、これは行政機関の話でありますけども、いずれ何か新しい構想をぶち上げる時はですね、これはやはり行政だけのことで、都合だけで進めるわけにはいきません。当然に県民の方達がどういう事を考えているのかということは、これはどうしてもチェックせざるを得ないということです。特に最近はパブリックコメントということでいろいろ県民の方達のご意見を聞くということもこれは制度化しております。いずれそういったことで、新しい構想を作る時にはそういうことの手段は常套的な常套句、常套な手段だと思ってます。それで先程来、一律共学化を聞いていられないという話がありましたが、これは共学化、共学化をするかしないかという議論ですから、共学化をした時に、じゃぁ、共学化をした時にですね、それが本当に別学で残すのか、一律で残すかってのは、次の段階でのですね、これは政策判断であります。従いましてですね、これはあくまでも我々からすれば、先程から言うように別学の選択肢がそこでないわという話になるんですけども、これは先程言ったように、男女共学化、公の施設、県立高校という風な同じ土俵に立っていけば、これは男だけのもの、女だけのものを残す理由が出てこないと、これは理屈の話です。理屈の話です。あくまでもアンケートの段階ではなくて、男女共学を進めるに当たって、そういった理屈になるということなんです。
高橋氏
ですから、構想段階でそういう設問をされたのは、それはそれでいいと思います。ただしその後ですね、一律共学化という風な方針を出されていく過程で改めてそれに合ったアンケートをやるとか、そういったことっていうのは、やっぱり必要ではないかと、11年度のアンケートをよりどころにして、常にアンケートで県民の声を聞いたという言い方をなさってますから私はそういう言い方でご質問しているわけです。
教育長
え~っとですね、構想にあるようにですね、全ての学校を共学化しますといってます。全ての学校を共学化しますといってます。それで今問題になってるのは、あくまでも1つの前提、全ての学校を平成22年度までにやりますよと言った時にですね、各学校において何時からやるんだと、何時からやるんだというところが問題になるんであって、それが別学を残す、残さないの議論とは違います。そこら辺をご理解頂きたいなと思います。
高橋氏
県民の声という事で、お話になってますんでそういう質問をしているわけです。ちょっとお答えがずれているんではないんでしょうか?
佐藤氏
はい。(挙手)
司会者
え~と、このことに関連するご質問でありますか?
佐藤氏
はい。
司会
それじゃぁ、佐藤さん。
佐藤氏
え~、「県立高校の在り方を考える会」代表、伊達廣三の代理、佐藤でございます。私自身、現に子供を県立高校に通わせている親としても申し上げたいと思います。この平成11年のアンケートですけれども、これはあくまでも「共学化」という問い方しかしてません。今しがた白石教育長がお読みになりましたけれども、実はその前に前置きの文章があります。え~、宮城県は全国の中で別学の比率が大変高くなっておりますと、そこに数表がついておりまして、宮城県30何%、栃木県何%、埼玉県、群馬県何%…それで全国で、公立校においては0.5%と、実はこれ誘導がそこにかけられております。で、それを見た上で共学化いいですか?と聞かれれば誰しもこれはいいよって答えてしまうような、そういう設問の形態になっております。従いまして、多分、今日ここにおいでの方々もここで答えれば、いいよっていうところに○をつけちゃうと思います。ですからこういう設問でもって出てきた答えを一律共学化の根拠にするというのは、ちょっと無理があると思います。で、それから実は、あの~、県の資料を調べてきますと、実は平成8年に県立高校その他県の教育計画に関するアンケートというのがなされておるというのが分かりました。これは「県民の教育に関する意識調査」というもので、平成8年2月、宮城県教育庁総務課、これが行っておるところのもので、平成8年、例の平成11年のアンケートの僅か3年前のものです。まあ、これには一般的な質問条項が沢山あるんですが、その中で県立高校の内容について不満がある、ない、まあ、満足している、まあ、満足していない…と、その中でさらに、不満のある方は何が不満ですかと聞いている設問条項があります。設問の第3番目くらいにあったろうと思うんですが、「別学があること」、これについて不満の方、それは答がありましたけど、それは少数でした。全体の比率から見ると、精々2.2%しかありません。つまり「別学校をなくしてもいい」、「なくせ」といっているのは、全体の県民の中でですね、たった県民の2.2%程度しかない。こういう調査結果があるんです。こういう調査結果があるのであるならば、本来はですね、その構想を立てる段階において、当然これを踏まえなければいけないはずです。この平成8年の意識調査があって、それから平成11年の意識調査がある、まあ、これは分かるんですが、なぜその平成11年のアンケートばかり取り上げられておられるのか、なぜそればかり根拠になっているのか理解に苦しむところであります。以上です。
司会
平成8年まで戻りましたけれども…、(オブザーバー席から小さな笑い声)、その辺についての整合性…について、はい、よろしいですか?
教育長
あのですね~、あの~…(オブザーバー席からまた笑い声)、平成8年の関係はですね、これは、あの、教育全般の話で、教育に関する県民意識調査の話だと思いますけども、この関係の中で一応話をされているんだと思います。それで、あの~、直接的にですね、男女共学化の話についてはこれは私が平成11年の調査が主でありますので、それを重要視するってのは当然の話です。それからあとは誘導したんじゃぁないかというお話がありますけれども、これはただ単に当然に別学或いは共学を考える際に、別学がいくらある、共学がいくらあるというのは、これは事実として前提の枕として、これは設問の前に、これはアンケートする際のこれが普通のやり方じゃぁないのかなと私は思います。
柴田氏
はい。(挙手
司会
このことについて…、じゃぁ~、柴田さんですか?
柴田氏
はい。え~と、今アンケートの話がありまして、佐藤さんの方からは平成8年の総務部でとったアンケートの話がありました。で、アンケートについていろいろ今まで沢山あることはご存知ですね。私の手元には今アンケートの件についての、アンケート調査の結果は、平成11年の宮城県でやったやつを除いて4個あります。で、4個の内容を見ましても、これは全部1999年以降でございます。この中でも、小さい団体が採ったアンケートもあるし、或いは河北新聞社のネットか何んかでやってんのもあるようです。それを見ましても、この中でも一番、一律共学化は仕方ないなという風な回答を出しているのは、仙台二高同窓会の2,500人に対するアンケートだけなんです。残りのものは、みんなそれよりも共学化はダメだよと、それよりもやはり別学という風なものを残しなさいという風なものが大部分を占めてます。ちょっと読ませてもらいます。河北新聞社の「コルネット・投票だ、せんだい」、こういうやつでやっているのは、賛成が10%、これ、今ですよ、それから反対が88%なんだ、それから仙台二高同窓会は回収したのが約2,400個、そのうち賛成は約24%、反対は、一律共学化はやめなさいというのが72%、それから、1999年というのがさっきの宮城県なんですが、2000年に宮城教育フォーラムってのがやったアンケートでは、共学化賛成が20%、反対が65%、それから私共がやりました仙台二高共学化問だ研究会でやったアンケートでは、約500名を対象にしましたが、その結果は、賛成は8%、反対は81%、母体がいろいろ違うかと思いますが、こういう風なアンケートがあるのに拘わらず、1990年のアンケート、それが神の声みたいにそれだけを信じてやって行くっちゅうのはちょっとおかしい。やっぱり世の中はどんどん変わってんだ。そん時からもう既に5年以上経ってる今、今ですね、こういうことも「あれっ、俺たちがやったの少しおかしかったな?、おかしかったのかな?」ぐらい考えて行くのが教育だと思う。あと1分だけ、あの、ちょっと違いますが、教育委員会の考え方或いはまあ、宮城県の考え方には、教育の理念が抜けてる。教育の理念、ここずーっとやってきた、どこにも別学も問題がなかった、それに対する共学にしろとか、これはダメだという風な声もないのに、ある時これまた神の声のように、「いや、共学は現在の流れであり、これが全てなんだ、県民の税金で運営してる学校だから男女を差別するのはおかしい」、男女共同参画法案が出てくれば、「いや~、これは素晴らしい」って、それから、またおかしい理屈で福島県がやったようなやつ、福島県の教委が後で否定しましたが、そういった学者からの声があると、「あ~、それがいい」、それがダメだということになるとそれを全部取り下げまして、今言ってることは僅かに一つか二つの理屈、やはり理念というものを大事に考えて行くということが必要だと思います。で、最後になりますが、ここにいらっしゃってる議会の先生方も我々の請願とかこういうものに対して理解を頂いたのは、本当に今まで別学百年の歴史に対して総括がどこにあったんだろうか、それを含めて、県教委はもう少し話し合うべきだという風に我々に、皆様に助言して頂いてるんじゃぁねぇかなと、こういった声を、もう少し県民の声を聞いて頂きたいなというのが私の意見でございます。以上です。
教育長
じゃぁ、1つだけ反論させていただいて、あの~、教育理念がないっつうのは、県教委にとって致命的な話なんで(会場の笑い声)、これだけは反論させて頂きたいと思いますが、これは先程、冒頭に言ったようにですね、県立高校の将来構想っていうのは、これはまさしく教育理念です。これからの県立高校はどうあるべきなのかということで、夢を持って具体化してあるんです。
司会
その前に小關さん、手を挙げていましたんで…、関連性をもって…。
小關氏
小關でございます。只今は私がお話ししたかったことは柴田さんが殆ど話して下さいました。それにつけたす形になるかと思うんですが、教育長さんは、あの~、今のこと、回答とか、お話合いからのお答えからしますと、教育理念は構想案に示したこれそのものだと、で、私共は構想案そのものが大変、あの~、まぁ、貧弱といったら大変失礼ですけれども、教育長様に、失礼ですけれども、なんかそこにその先が見えないんだよなってとこがまだあるわけなんです。それでそのお話し合いをさせて欲しいものだと9団体がまとまったものだと思います。ここにあります、あの~、個性のある、特色ある学校作りを一番最初に出しておりますが、なんか今のままで全部一律共学化をしてしまったら、個性も特色もどうなるんだろう、これはこれから学校が作り上げていくのだと、全部現場に任せて行くような、伝統をこれから学校が作って行くのだというようなことを仰っているように受け取られます。そういうようにとっております、はっきり申し上げて…。説明がございませんので、私共のがありませんけれども、見えていないのでその辺りをも、一口に理念はこれだと仰った事に対して一言、もうちょっと、じゃぁ、分かるように話し合い、説明頂きたいなということが1点。もう1点は、その前にお話の中で、22年までに全ての学校を共学化すると言っているのであるから、共学化するか、しないかということではなくて、いつからするかが問題であると、トンとこう、マイクをおかれました。ということは、もう話し合いには応じませんよっていう態度じゃぁないのかなぁって、ちょっと受け止めてしまったんですが、いつからするかが問題じゃぁなくて、やっぱし、どういう風な共学化をするのかという話し合いが先だと思って、こういう話し合いを設けて頂いたわけですから、いつからするかが問題だとしたらもう飛躍しちゃって、この会は意味がないのじゃぁないでしょうか?以上です。
司会
(教育長より挙手あり)、意見ですね?はい、どうぞ。
教育長
あのですね、あの~、先ず、その教育理念がないという先生からのお話の付け加えがあったんですけども、この将来構想のもう少し次元の高いところでは、将来ビジョンってのは、教育将来ビジョンですね、これはそれこそ高校だけではなくて、義務教育の話とか、社会教育の話とか、全て網羅した教育全般についてこれからの四半世紀を目論んだ形で宮城県の教育をどうするかということをまとめてあります。それでこの県立高校将来構想は、県立の高校の将来の在り方について、これをまとめてあるという次元であります、ということであります。従いまして、まあ、そういったことが背景としてありますので、その点はこれが全てというよりも、この将来ビジョンというところの全体的な話ということで先ずこれはに思います。それからあとは、各学校での共学化というところの話があったんですけども、各学校に任せるんじゃぁないかという話がありました。これについては当然の話でありましてですね、これは共学化、我々として、県教育委員会全体として県立高校は全て22年で共学化しますという前提に立った時に、そうするとその前提を受けて、各学校は共学化の中で、どういう学校作りをするかってぇのを当然学校でこれは決めなければなりません。ということは、仙台二高の場合ですと、長期の、中期の総合ビジョンというものを作り上げた、それで先程から言っているように、中期の総合ビジョンを作り上げたということがあったので、開始時期を発表したということでありますから、各学校は将来構想が13年の3月にできた段階で、「俺たちの学校はいずれ共学化である」ということでありますから、それでそういった前提でもって各学校の将来作りをするという行為に入るということであります。そういった点はおそらくちょっと意見の食い違いがあると思いますけれども、我々の前提としてはそういうことで考えています。それで、あともう一つ、22年からの男女共学化の関係で、それを前提にしてしゃべれば、あの~、何というんですか、話合いというのはもう意味が無いんじゃぁないのというお話がありますけれども、これはそうではないんだろうという風に思います。そういったところがあれば、それは我々だって何もここの場には出てきません。そういうことであればですね、これは我々の仕事の前提としてそういった22年の共学化というのがありますから、そこの中ではどういう風に男女共学における各学校のありようということをですね、どう考えて行くんだということでの話合いという風に思ってます。従いまして、従いましてですね、その22年度の一律、あ~、22年度の共学開始そのものということでこれはダメだということであれば、もう最初から、根っこから変わります。ということは将来構想そのものがまるっきし無くなります。その前提で行くと、おそらく、あの~、請願の中にも「見直し」という言葉が入ってますから、そういったことを含めての話かも知れませんけれども、実際我々がいま将来構想を13年度に作って、今年の4月にもう再編がなされて、地域の方ではもう例えば、角田高校、それから築館高校、それらは今年の4月からもうこの構想に基づいてやってるという施策の実際の過程になってます。それをその根拠すら全部無くすのかという議論まで行きます。その点でですね、おそらく、ここら辺は思いがちょっと違うかも知れませんけれども、いずれ我々はこの将来構想を前提としてやられる話合いだろうという風に思っています。
佐藤氏
はい、いいですか?ちょっと将来構想について…、
司会
え~と、先程、最初に、森山さんでしたっけ?じゃぁ、これもまた関連づけて…、はい、お願いします。
森山氏
森山です。先程の教育長のお話ですと、まあ、共学に関するアンケートについて、まぁ、政策判断のために行ったと、で、その方法について、一律にするか、それかは、それについては次の段階での政策判断だとなんだという、まあ、お話でした。従いまして、次の段階での政策判断についても、同じような、まあ、アンケート調査をするのが自然ではなかろうかという風に思っております。で、また、あの~、教育長自身、別学校を否定しないと、こうはっきり申しました。否定しないという言葉は非常に重い言葉で、ただし今までの回答を見てますと、これは結局、別学校は全て男女共学として無くなるというわけですから、話が全然食い違っています。その辺で、否定しないという言葉を言いながらも、全然否定してる(会場から笑い声が漏れる)、という風にしか思えないということです。それから理念の問題ということなんですが、平成6年度から家庭科が男女必修になったという、そうすると平成6年度以前、男女必修でなかった頃は、別学については存在価値があったという風な認識なんだろうかと、そういうちょっと矛盾しているみたいな、これが果たして理念と言えるのかという感想を持っています。以上です。
司会
教育長、どうですか?3点ぐらい…、はい、どうぞ。
教育長
え~とですね、私は別学の良さは否定しないので、別学の良さは…、(会場失笑漏れる)、勿論そう言ったんじゃないの?それで、別学存在そのものの存在理由、存在理由、将来的な存在理由、それをを認めたということではなくて、あくまでも今までの別学の功績とか実績とか、それは分かります。それは分かりますという形、え~、それからあとは、先程の平成6年度のそのカリキュラム、教育課程の話ですけども、これについては先程から説明してるように、もう既にその段階で県立高校の、魅力ある県立高校作りの推進についてということで、平成6年、7年からもう既に検討が始まってます。ただ、そういった教育課程が変わることによって高校のありようも違ってくるという意識づけがそこに。そういうことがあって、もうその段階から、これからの将来の県立高校をどうすんべぇということを検討し始めているということでありますので、それは全然矛盾はしてないという風に思います。
森山氏
1つだけ、あの~、まあ、次の段階での政策判断のためのアンケートについて、え~、まあ、自然的にはアンケートを実施すべきだろうと私は思いますし、まあ、父母としてですね、現実に自分の息子達の生徒会活動等を見れば、反対がかなり多数です。それでなぜこんな県民と現在の子供達、或いは保護者でも、別学校で育ってきた保護者でも、あっ、共学校で育ってきた保護者でも別学校にくれば、むしろいいということで賛成している方もかなりいます。そういう意味でなぜそういう県民とそういう現実の保護者、生徒のその比率が異なっていることについて、何ら配慮しないというか、その辺をどうお考えになっているか?
教育長
あの~、私も二高出身です。それで、あの~、そういった二高卒業生に中でもいろいろ意見があると思います。それは先程、先生から照会のあったようなアンケート調査の結果、ですか?ということもあることですから、それはいろんな意見があるんだろうという風に思います。まあ、その辺については私は全然否定はしません。結果ですから…。それで、結局は、政策判断をする際にですね、え~、我々はやっぱり、え~、大勢的に、あの~、どちらのっていうか、え~、そういう男女共学を是とするか、否とするかというところでの議論は、勿論アンケートもいろいろ参考には致しますけれども、それ以外にもやはり有識者の考え方とかですね、いろんな方達のご意見を聞きながらこれはやっぱり判断するということで考えなければという…、これは一般的に行政はアンケート調査はこれだからこれで行くということでは、これはあまりにも窮屈な話でありましてですね、それはアンケート調査がこれだったんだということはですね、これは結果としては、それは今も言ってますけども当然にそれだけではない話でありまして、有識者会議それから意見を求める会議、これは30回とかやってますから、そういった中での判断ということだという風に思います。それからあと、アンケートの関係でいってもですね、これは例えば、いろいろ客体によっては大分異なるんだろうという風には思います。そういった意味でですね、我々がやったのは、あくまでも抽出、無作為抽出で、典型的に各階各層のご意見を公平に意見を聞かねばならないということがありますので、そういった点で行けばですね、これはやはり、客体に特化しないで或いは偏らないでですね、そういった調査結果、調査をしないようにしてます。これは行政の常道です。これはやはり偏った、例えば特定の人だけに聞くとの意見が出るというのはこれは当然の話でして、それでなくてですね、それだけでは行政はやって行けませんから行政がやるとすれば、各階各層がどういう風に考えているか、全体的な話としてですね、これは意見を聴取した上でやはり行政を進めるべきだろうという風に思っております。
相沢氏
はい、(挙手)
司会
え~と、時間も段々迫ってきたんでありますけれども、え~、相沢さん、はい、その点で、はい。
相沢氏
え~、今しがた仰った内容に関して、これは今取りあえず、アンケートっていう形だけの話になっているかと思うんですけども、まあ、例えば有識者会議だとかそれ以外の説明会だとか、そういう風なものに関しては私もいろんな意見はありますけれども今は言っておりません。で、まあ、私は今取りあえず、アンケートのことだけお聞きしたいと思ってます。で、このアンケートに関しては、あの~、今うちの森山もちょっと話しましたように、共学化についてのアンケートは、「一律共学化」という風には聞いてないと思うんですね。で、要するにこの辺りで今、森山の方からは、その後そういうことを聞くべきじゃぁないのかという話があったと思います。それに対するきちんとして返事はされてないと思いますし、まず、それが第1点ですね。それから今あの~、え~と、無作為抽出、層化二段無作為抽出という風なお話もなさったかと思いますけども、このアンケートに関しては、え~と、まあ、一般に関するアンケートに関してはそういう風な抽出だったのかとは思います。ただし、それ以外の、まあ、これは私は確か3,400人のうちの1,400人くらいはそうかなという風に思っておりましたけれども、あとの約2,000人に関しては、例えば中学3年生、高校1年生、高校2年生、3年生にはやってないはずです。それも学校を通してやっているはずです。これは私は作為的抽出としか思えないんですけども、その辺りに関してのものはどうか、それで今皆さんのお話しなさっているということは、この今、あの~、県民のコンセンサスを得られているという風な状態のものに、常にこの資料の中にもありますけども、常にこのアンケートが出てくんですね。今、教育長が仰ったものに関してはアンケートだけじゃないという風な仰り方をなさってます。ただ、これの重要にポイントがアンケートであることは確かだと思います。その件に関してはその辺りの話はちょっとぼやかさないで、このアンケートとしてこの資料には全部ついているはずですのでその件に関してきちんとお答えして頂きたいんですけども…。
司会
アンケートですね、はい、教育長、2つ…。
教育長
先ず、あの~、一律共学化の話で、次の段階での話でありますけれども、これは全体としてですね、全ての、全てのですね、高校についてもう、最初の、冒頭に言ってるように、全て男女共学化を推進しますと言ってます。全て…、(連絡会のメンバーから、小声で、「いや、言ってないんじゃない?」「アンケートでですか?」等の質問あり)いや、じゃなくて、将来構想の中でです。将来構想の中で「全て男女共学化を推進します」ということですから、それは一律かどうかという話はありますけれども、それは当然に先ずその話が一つと、それからあとは、先程から言ってるように共学化を進めて行く時に、別学校を残すかどうかという議論でありますから、その時の議論としてですね、結局は男女共学ということで行けば、あの~、その理念として、その前提として公の学校であると、公の高等学校であるということであれば、これは全て同じポジションであるという風なからすれば、まあ、一律になるということだという風に思います。それからアンケートの関係はですね、作為じゃないかと言われればですね、これはまあ、作為だなという感じはしないわけでもないんだけれども(会場に笑い)、まあ、いずれですね、そういうことで、1年とか3年とかいうことでの対象を、これは絞るということでありますから、これは、え、これで学校アンケートの関係をですね、え~と、中学校3年と高校1年とその保護者の意識調査のために中学校、高校各8校に対して、各学校2クラスの生徒を対象としたアンケートというのを行っているということであります。それから高等学校は男女共学校、別学校、地域のバランスに留意して、或いは中学校については地域バランスに留意して対象校を設定したということでありますので、それは、あの~、先程から言うようにこれが作為だという風にいわれるのは、不満、あの~、作為ではないという風にしか言えませんけれども、いずれバランスをとった形でのアンケート調査を行ったということであります。それから一般県民の関係は、これは先程から言ってるように無作為ということでありますのでこの点ではの話だろうという風に思ってます。
司会
え~、はい、あの~、約90分経ちましたけれども、まあ、総括的にですかね、では、高橋さんの方から…。
高橋氏
はい、今、アンケート論だけでも30分ぐらいかかっています(会場から笑い)。え~、そのほかに、いろいろとお聞きしたいことを先程から申し上げておりまして、一つずつ取り上げて行きますと、まあ、相当な時間がかかると、今日はちょっと無理だと思います。そういうことで、あの~、教育委員会さんとこういう話は初めてやって、こういう風なことで何んかこの話し合いの中から、まあ、宮城の教育に資する何かが生まれて来るという風な期待を我々は持っておりますんで、もう少し、あの~、いろいろと伺っていきたい部分がありますんで、え~、まあ、第1回という風に私、最初から提案しましたら、2回あるんですかという風に教育委員会に言われましたけれども、2回で済むか、3回で済むか、あれですけども、まあ、始まったことですから少しお互いに覚悟してちょっとこの問題、え~、まあ~、こちらとしては学校関係者という立場と、それから県民、一県民としての立場を含めて考えながら、いろいろと伺って行きたいと思いますので、次回があるということで日程調整をあとでするというようなことで締めくくって頂きましたら大変有り難いんですけれども…。
教育長
ちょっと、私からも…。今のご意見なんですけども、あの~、我々はですね、この請願書、請願書、請願書に書かれてきてますので、請願の意図、皆さん方の請願の意図がどこにあって、まあ、それに対してやはり我々としても聞いた上でやっぱり反論すべき点は反論したいということもありますので、こういった話合いを持つことになりました。それでいずれ請願そのものがですね、どういう風に処理されるか分かりません。だから、その~、処理された暁にはですね、それはこういった話合いっていうものがですね、どれだけ意味があるのか、そこはちょっと首かしげるところでありますので、まあ、ここら辺は委員長の判断もありますけれども、まあ、いずれ我々としては、あの、この請願の行く末、それがですね、おそらくこの話合いがどうなるかというところに行くんじゃぁないかなという感じはしてます。
高橋氏
ちょっと、済みません。請願の趣旨は、え~、話合いをして行きたいということが一番の大事な部分になっておりますんで、請願がまあ、もし通った場合、え~、勿論ですね、話合いが必要…、今、教育長さんは必要ないようなお話をなさいましたけれども、それこそ通りましたら、話合いの場が大変必要だという風に私は思いますんでよろしくお願いしたいと思います。
司会
そういった意味で私らも請願審査には慎重に臨みたいと思っております。時間が来きしたけれども、折角でありますので、オブザーバーで参加頂いた議員の方々から、あればですよ、あればですよ…、はい、特別ないという事でございますので、今日は長時間になりましたけれども別学と共学ということに的を絞った議論をして頂きまして、これもまた一つの前に進む起点になればなと思っております。これにて今日の意見交換会を終わりたいと思います。大変ご苦労さまでした。
一同
有り難うございました。